チャレンジ授業

 今週は各学級で『チャレンジ授業』と銘打って、公開授業を実施しています。本校の研究は今年3年次計画3年目を迎えています。その成果は9月の「全道へき地複式教育研究大会石狩大会」で発表させていただきました。チャレンジ授業では、その研究から一歩離れ、授業者一人一人の問題意識を大切にし、領域や教科は問わず、授業のポイントを明確にした提案型の授業を打ち出す取り組みです。まずは、12日(月)高学年が国語の授業を行いました。5年生のポイントは『キーワードに着目して、時代のまとまりを捉えよう』6年生は『辞書を使って、課題解決の時間を充実させよう』で、それぞれ「日本の文化を考える」と「漢字の広場 意味を合わせて持つ漢字」の単元で授業を行いました。本校はこれまで算数を窓口とした研究を推進してきたこと、国語の研究授業は物語や説明文が多く、今回の5年生のような新教材や6年生のような言語事項を取り上げる実践に触れる機会が少なかったことから、とても新鮮な感覚で授業を見ることができました。国語でも一人一人が取り組む課題をしっかりと理解し、真剣に取り組む子ども達の姿が見られました。

 翌13日(火)には、低学年の道徳の授業を行いました。ポイントは『役割演技、「こころのノート」の活用で気づく!親切って、気持ちがいい!』。「はしのうえのおおかみ」という、思いやり・親切を主題とした教材を取り上げました。一本橋で出会ったウサギやタヌキを「どけどけ」と追い払いいい気分のオオカミが、自分より強そうなクマに親切にされたことから「親切にされるとうれしいこと」を知り、さらに「親切にすると気持ちがいい」ことに気づくお話です。ウサギやオオカミの絵を服に貼って、登場人物になったつもりで発表をします。絵を貼ることでスムーズに自分の考えを引き出すことができていました。自分たちの経験を話し合った後「こころのノート」の掲載作文を聞き、自分たちの実践意欲を高めることができました。今週木曜日には、中学年が算数のチャレンジ授業を行います。