6月15日 樽前山学習

5月に行った『支笏湖学』の授業の第2弾として、樽前山学習を行いました。支笏湖学で学んだことを樽前登山を行い、現地でさらに深めようというのが狙いです。前日までは天候が悪く、何よりも低温続きでしたのでとても心配しましたが、当日は朝から快晴。いつもは強い風が吹く尾根も、穏やかにさわやかな風が吹き抜けるといった絶好のコンディションでした。13人の全校児童と、環境省の方々、樽前山の自然を愛する会の方々、樽前ヒュッテの管理人さん、保護者の方、そして前回の支笏湖学の講師である本校第4回卒業生の大先輩といった、大勢の皆さんと一緒に登り始めます。途中振り返りますと、青空の下に支笏湖だけがすっぽりと真っ白な雲に覆われているという不思議な景色に歓声が上がりました。


頂上で絶景に目をやりながら一息入れました。その後、先月の支笏湖学の授業をもとに現地でミニ授業を行っていただきました。映像や実験による授業から、実物を目の当りにして子どもたちはその迫力に圧倒されているかのようでした。その後、樽前神社奥院周辺で昼食をとりました。当初は、低学年と高学年で別のルートを取る予定でしたが、低学年がどの子も予想をはるかに超えて頑張り、結果的に全員が同じ行程となりました。弱音を吐かず、黙々と隊列を守って登った低学年の子たちの新しい素晴らしさを発見できました。下山後は樽前ヒュッテの中も見学させていただき、盛りだくさんで大満足の学習となりました。今回の学習では大勢の方にご協力いただき、安全にそして有意義に学習を進めることができました。本当にありがとうございました。秋には、苔の洞門の見学を予定しています。