3月5日 支笏湖結氷

支笏湖というと氷濤祭りのイメージもあってか、冬とても寒いところと思われている方が多いようです。朝の天気予報で、「新千歳空港はマイナス15度です。」などというアナウンスを聞くと、「じゃあ支笏湖はもっと寒いんだろうな。」と思うのではないでしょうか。実際は、空港あたりよりは結構気温が高いようです。その理由の一つが、支笏湖が凍らない不凍湖であるからだといわれています。「最北の不凍湖」として知られる支笏湖ですが、何年かに一度全面結氷することがあるそうです。今日の中休みの時間帯に、「今朝、支笏湖が凍っていたよ。」と保護者の方が知らせに来てくれました。持ってきてくれた画像を見ると、確かに凍っています。風のない日に鏡のように周囲の山を映し出しますが、それが一層鮮やかです。3時間目の卒業式の練習を終え、総合的な学習で支笏湖のことを調べていた3・4年生が凍った支笏湖を見に行きました。残念ながら結氷した様子は一部にしか残っていませんでしたが、子どもたちは自然の力を身近に感じていたようです。すでに3月ですので、単純に気温が下がっただけではなく風の状態などの自然条件が重なり、表面が広く薄く凍ったのではないかと思われます。春の足音を感じ始めていただけに、思いがけない出来事でした。